人類のずっと祖先は熱帯の森で暮らしていたと言われており、もともと人の体は自然の中でうまく働くようにできています。スマホやパソコンで便利になった一方で、自然に触れる時間は減っています。森の香りや光、空気、音を体全体で感じ、五感を刺激する森林浴は、ストレスを和らげ、免疫細胞を活性化させることが明らかになってきています。お気に入りの森に出かけ、森と関わり、森に癒されながら、森の国ならではのWell-beingを目指していきましょう。
長野麻子
顧問
愛知県安城市生まれ。岡崎高校、東京大学文学部フランス文学科卒。1994年に農林水産省に入省し、林野庁企画課、フランス留学、バイオマス・ニッポン総合戦略検討チーム、国際調整課、㈱電通出向、水産庁水産経営課、食品環境対策室長、大臣官房報道室長、新事業・食品産業政策課長などを歴任。2018年から3年間林野庁木材利用課長として、木材利用を促進するため「ウッド・チェンジ」を各地で叫び続ける。豊かな森を次代につなぐことを勝手に天命と感じ、2022年6月に早期退職。同年8月に日本の森を盛り上げる株式会社モリアゲ(https://mori-age.jp)を設立。